先週17日、神戸淡路大震災から20年
各地でいろいろの形で震災から20年の行事の様子が
報じられました
20年前の1月17日未明に起きた大地震
1月なので未だ夜も明けず暗かったのですが
神戸のほうで大きな地震が起きた
突然テレビで報道されました
いつもだと未だ起きていない時間なのですが
何かその日は早く目が覚めてテレビをつけていました
時間の経過とともに今まで見たことのない状況が写し出され
唖然としたことを今でも鮮明に覚えております
絶対壊れるはずのない頑丈なコンクリート構造物の倒壊
次々連鎖的に起きている火災、現場にいけない消防車
倒壊した住宅の下敷きになり助けを求める被災者の人達
助けたくても助けることの出来ない救助する人達
正にありえない地獄絵図のような状況でした
20年経った今、街並みはすっかり綺麗になり、見事に
復旧、復興が現地の皆様、支援された皆様の力によって
なされました
街は完全に立ち直ったけれど、震災によって受けた心の傷は
未だ癒されていない
被災された人達の共通したコメントでした
当事者の方にしか分からない心の闇、心の傷は未だ未だ
多くの時間と、大きな暖かさが必要なのだと思いました
我が宮城県も東日本大震災から3年10か月経過しました
神戸の人達には我がことのごとく絶大な支援をして頂きました
苦しい時の大先輩、大いに助けて頂き大感謝でした
私自身は幸いにも直接的な大きな被害には遭いませんでした
しかし、友人、親戚には津波にのって帰らぬ人になってしまった人達も
数多くいらしゃって、その無念さは今も大きな心の傷として
残っております
時間の経過と共に、復旧、復興は進み震災に対する報道も
グッと少なくなり人々の関心も日増しに薄れてしまいます
特に震災に関わりのない人達には全く関心のない事に
なってしまいます
しかし我が日本は地震大国、火山大国、水害大国なのです
自然の試練を最も受けやすい国なのです
何時自然災害の試練に遭うかは国民等しく全く同じなのです
そういった意味においても自然災害に対する備え
いつでも起こり得るという心の備えを絶対忘れては
ならない
神戸、淡路大震災から20年そんな思いを再び
強くしました